こんにちは。
「ストレスフリーでイキイキ生きる」をモットーに、毎日試行錯誤しているワーママ、ママえもんです。
新感覚の「読書感想×イラストエッセイ」を描いています。
今回は、生命科学研究者でジーンクエスト代表取締役の高橋祥子さんが書かれた『生命科学的思考』という本を紹介します。
様々な場面で本書を紹介している本を読んできたため、私は高い期待を持ちつつ手に取りました。
こんな人におすすめ
・生命科学の原理原則を理解したい
・生命の原則から、人生や仕事について考えてみたい
・生命としての人類の未来について知りたい
本書は、著者自身の生命科学の「研究者」としての視点と、遺伝子解析サービスを提供する「起業家・経営者」としての視点で、生命科学を解説したうえで、ビジネスや人生の見方について提唱されています。
「人類は主体的に未来を創る生命体」であると、読了後に「人生に希望が持てる」本です。
読書後、人生が変わった実例
気付き
私自身、DNAやRNAの役割については生物の授業で学んでいましたが、著者はこれらの役割を俯瞰して見て、
「同じ生命の中に、複数の時間軸の仕組みを持つことで、長期的な変化にも短期的な変化にも対応することができる」
と、このような考え方をされています。
まず、生命に対してそんな見方があるということが驚きでした。
そして、宇宙の性質の一つであるエントロピー増大則から、「何も目指さないと何も起こらないのではなく、無秩序度が増大し崩壊してしまう」から、「エネルギーをどこに投入するかを意志を持って決めることが重要」と唱えています。
これらの例のように、生命科学の原理原則から、人生やビジネスまで視点を広げられています。
どのように生きるべきかを自分自身に落とし込んで考えられる、大変参考になる一冊でした。
紹介した本
『生命科学的思考』
まとめ
人類は生命体なので、生命の原則という視点から人生を考えられる、大変興味深い一冊です。
「“生命原則を客観的に理解した上で主観を活かす思考法”で思考し、行動し、情熱を注ぎ続けるものとして、これからも人類が存在し続けてほしい」と著者は最後に記しています。
「研究者」と「起業家」という立場からの考え方を知ることができ、そして最後には人生に希望が持つことが可能な、そんな一冊。
キャリアを考え始める20代、少し立ち止まって考えてみたい社会人、様々な立場の人におすすめです。
コメント